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界面活性剤とは何?たくさんある種類を正しく理解しよう!

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近年、アトピーをはじめ、乾燥肌や敏感肌の方など、肌荒れに悩む方が非常に多くなってきました。

それにより一気に悪者扱いをされはじめるようになったのが、『化学製品』です。

化学製品とは、日常生活で身近なところで言えば、シャンプー、トリートメント、化粧品など現在の生活においては欠かすことのできないアイテムに含まれる製品です。

これらの製品が、インターネットの普及によって本来全く悪くない成分まで批判されるようになりました。

その背景には化学の知識のない方が、ネットで見たり、人から聞いたというだけで悪い成分を決めつけ、それをネットで発信していることがあると思います。

それにより、消費者は一体何が正しいのかわからなくなっている状態にあります。

このサイトでは、シャンプー開発者というプロの立場で、最も身近な化学製品の一つであるシャンプーの正しい知識を発信していきます。

シャンプーは界面活性剤で決まる!

シャンプーのことをしっかり知るためにシャンプーの主成分を見ていきましょう。

水:70%以上
界面活性剤:約20%
防腐剤などのその他の成分:約10%

シャンプーは、水と界面活性剤で90%以上を占めることからもわかると思いますが、シャンプーの善し悪しは界面活性剤で決まるぐらいこの成分はとても大切です。

界面活性剤って何?ホントに悪者なの?

そんな界面活性剤って一体どんなものなのかというと、界面活性剤とは同じ分子内に『親油基』『親水基』をもっている物質のことを言い、その名の通り『界面を活性化させる』作用をもつ物質のことを指します。

界面活性剤は食品にも使用されるなど、非常に幅広く使用されていますが、ここではシャンプーに配合された時にどのような働きをするのかを紹介していきます。

構造としては下のような構造をしています。

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この界面活性剤がシャンプーに配合された時の役割は、洗浄です。

では、どのようにこの界面活性剤が頭皮の汚れを落とすのか説明していきたいと思います。

構造を見てください。

簡単に説明すると、『親油基』は油に馴染みやすいところで、『親水基』は水に馴染みやすいところです。

つまりシャンプーをつけると親油基の部分が、頭皮の脂に吸着することで、汚れを浮かしてくれます。

その後シャワーでシャンプーを流すときには、親水基とシャワーの水がくっつくことで汚れを流してくれるという働きで、私たちの頭皮を綺麗にしてくれるのです。

界面活性剤とは、このように油と水を混ぜる働きがあるので、日常で使う様々な洗剤に使用されているのです。

最近では、この界面活性剤が毒性をもつなど、かなりの悪者にしたて挙げられていますが、もちろんそんなことはありませんので安心してください。

界面活性剤の種類

界面活性剤の種類は4種類に大別することができます。

これは非常に大事なところですが、知らない人がとても多いです。

合成界面活性剤は危険だ!

と紹介しているサイトが数多くありますが、大半の方はこの4種類の分類すら知らずに言っていることがほとんどです。

そのような話に惑わられずに、まずは基本を抑え、知識をつけていきましょう。

陰イオン(アニオン)界面活性剤

水に溶けるときに疎水基がマイナスに電離する界面活性剤で、昔から洗剤に使われている石鹸やラウレス硫酸ナトリウムなどがこれにあたります。

陽イオン(カチオン)界面活性剤

陰イオンとは逆で、疎水基が+イオンに電離する界面活性剤であることから、逆性石鹸と呼ばれることもある界面活性剤です。

マイナスに帯電している毛髪に強く吸着する性質があることから、洗剤ではなくトリートメントなどに利用されています。

両性イオン界面活性剤

水に溶けたときに液性がアルカリ性の場合はアニオン界面活性剤の性質に、酸性の場合ではカチオン界面活性剤の性質を示す両方の性質を持った界面活性剤で、主にシャンプーの補助的な活性剤として使用されます。

洗浄力が弱い、つまり低刺激であるということから、ベビーシャンプーのメイン活性剤として使われています。

非イオン界面活性剤

水に溶けたときにイオン化しない界面活性剤であることから水の硬度や電解質の影響を受けにくく、他の界面活性剤とも相性が良いので、使い勝手がよく近年アニオン活性剤と同じぐらい使われている界面活性剤です。

台所用洗剤や洗濯洗剤によく含まれています。

この4つの界面活性剤のうち、主にシャンプーに使われるのは、アニオン界面活性剤と両性界面活性剤の2つなのでこれらの2つの界面活性剤の特性について詳しく見ていきたいと思います。

両性イオン界面活性剤系シャンプーの特性

洗浄力がとても弱いので、低刺激であることから美容院で販売しているようなシャンプーや子供用のシャンプーに使われることが多いです。

低刺激なので肌にはとても良いのですが、ワックスなどの整髪料を毎日つける方や、頭皮の脂が多い方には洗浄力が弱いので不向きといえるかもしれません。

そんな両性イオン界面活性剤の種類は下記のものが主流です。

・コカミドプロピルベタイン
・ラウラミドプロピルベタイン
・ココアンホ酢酸Na
・ココアンホプロピオン酸Na
・ラウリルベタイン

アニオン界面活性剤シャンプーの特性

水に溶けやすく泡立ちもよても良いことから、市販のシャンプーはだいたいこの活性剤を使用しています。

ですが、アニオン界面活性剤はその中でも種類が分かれており、刺激の強さなどの特性が全く違うのでそれぞれの特性を見ていきたいと思います。

高級アルコール系/スルホン酸塩型シャンプー

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皆さんも聞いたことがあるかもしれませんが、石油系合成界面活性剤と呼ばれておりあまりよく思われていない界面活性剤ですね。

ですが、近年では石油から作られることはほとんどなく、植物原料に変わっています。とはいえ何から作られるかというのは問題ではありませんが。

そんな高級アルコール系やスルホン酸塩型シャンプーに含まれる界面活性剤の種類

・ラウリル硫酸Na
・ラウリル硫酸アンモニウム
・ラウレス硫酸Na・ラウレス硫酸アンモニウム
・ラウレス硫酸TEA
・ラウリルベンゼンスルホン酸Na
・オレフィン(C14-C16)スルホン酸Na

これらの成分は高洗浄なゆえに、刺激がとても強く価格も安いため、今最も市販のシャンプーに良く使われています。

ネットで噂されるほどの悪い成分ではありませんが、敏感肌の方はやめたほうがよさそうです。

石鹸系シャンプー

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あえてこの呼び方にさせてもらいますが、石油系界面活性剤が悪者に仕立て上げられている反面で、低刺激で安全な成分として認識されている石鹸シャンプーですね。

そんな石鹸を界面活性剤にしているシャンプーの表示は下記の通りです。

カリ石けん素地
・ラウリン酸K
・オレイン酸K
・ミリスチン酸K
・『グリセリン/オリーブ油/水酸化K』

これらの成分が入っていたら石鹸シャンプーとなります。

確かに石鹸は、生分解性が高く、濃度が薄まれば界面活性剤でなくなるという不安定な性質をもっているため、それが+に働き、肌に残留ししにくいという性質を持っています。

このことから世間ではかなり良いイメージが持たれていますが、忘れてはいけないのは石鹸はアルカリ性ということです。

確かに水で流してしまえば残留はしないですが、洗剤が手や頭皮についてる間は高刺激です。

さらに、アルカリ性は髪のキューティクルをはがしてしまうため、洗い上がりは髪がきしんでしまいます。なので石鹸はシャンプーには向いていない成分と言わざるを得ません。

アミノ酸系シャンプー

先ほどの高刺激の高級アルコール系と同じアニオン界面活性剤ですが、高級アルコール系とは全く性質が異なり、低刺激でありながらそれなりの洗浄力も期待できるので、美容院専売品シャンプーなど高価なシャンプーに配合されている界面活性剤です。

また、アミノ酸シャンプーは液性が弱酸性に合わせて作られているので、カラーやパーマをしてアルカリ性に傾いている頭皮の環境を少しずつ弱酸性に戻してくれます。

そのことからもわかるように、カラーやパーマが長持ちします。

その上、そこそこ高い洗浄力と低刺激を兼ね備えたとてもバランスの良い界面活性剤なので、現在のシャンプーでは、アミノ酸系シャンプーの右にでるシャンプーはないと私は思います。

さらに石鹸同様に、生分解性の高さも実験で明らかとなっているので、頭皮に残留もしにくいので安心ですね!

そんなアミノ酸系界面活性剤の種類は下記の通りです。

・ラウロイルサルコシンTEA
・ラウロイルアスパラギン酸Na
・ラウロイルメチルアラニンNa
・ココイルメチルアラニンTEA
・ラウロイルグルタミン酸Na
・ココイルグルタミン酸TEA
・ココイルグリシンK

現在は、シャンプーに含まれる成分はラベルにすべて表示する義務となっており、配合量の多いものから順番に載せるというルールがあります。

水の次に書かれているのが界面活性剤なのでシャンプーを選ぶ際は水の次に書かれた成分に注目して選んでみてください。

このサイトでおすすめしているアミノ酸シャンプーの唯一のデメリットは価格が高すぎるということと、美容院でしか購入できないということでした。

しかし今では価格が抑えられた商品も発売されていますし、通販でも簡単に手に入れることができるようになりましたので、頭皮の悩みを抱えている方は一度試してみることをおすすめします。

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現在は、美容院専売品メーカーで『研究開発』をしているので、そこで得た知識を活かして『シャンプー選びサイト』を立ち上げました。

市販のシャンプーもそれほど悪くはないのですが、カラーリングやパーマが流行している今、市販のシャンプーでは正しいヘアケアができないのが現状です。

インターネット上では間違ったシャンプー関連サイトがたくさんあるので、美容院シャンプーを開発している知識を活かして正しいヘアケアの情報を発信していきたいと思います。

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