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ラウレス硫酸Naって毒性は高いの?ラウリル硫酸Naとの違いとは?

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ラウレス硫酸ナトリウムの正式名称は『ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム』といい、『AES』と呼ばれることもあります。

この界面活性剤は、インターネットで検索してもらえばすぐにわかると思いますが、昔からかなりの悪者扱いされてきた成分です。

ですが、このラウレス硫酸Naは言うほど悪い成分なのでしょうか?化学の知識を基に読み解いていきたいと思います。

はじめに・・・ラウリル硫酸Naの毒性について

合成界面活性剤が嫌われた原因となった一つにこのラウリル硫酸Naの影響があったのかもしれないと思えるぐらいの危険な界面活性剤です。

ですが、結論から言うとラウリル硫酸Naにさえ毒性はないのです。

あるのは刺激性のみです。

この活性剤は、現在使用されている界面活性剤の中で最も高い刺激性をもちます。

では、刺激性が高いというのはどうゆうことなのか見ていきたいと思います。

・高洗浄力であるがゆえに頭皮の皮膚に炎症をきたす
・タンパク質を変性させる力が強い
・頭皮への残留性が高く頭皮へのダメージが続く

この界面活性剤の怖いところはこの3つぐらいかなと思いますので一つずつ見ていきましょう。

高洗浄力・高刺激

洗浄力が高いがゆえに頭皮や肌への刺激がとても高いです。あの高刺激なアルカリ性の石鹸と同じぐらい高いとも言われており、頭皮にかなりのダメージがあります。

タンパク質変性作用が高い

皮膚や毛髪は『ケラチン』というタンパク質でできているのですが、このラウリル硫酸Naは、タンパク質を変性しやすい性質をもっています。この性質により、皮膚のシステムを乱してしまう原因ともなります。

高い残留性

ラウリル硫酸は、分子量がとても小さいため、シャンプーで頭を洗ったりすると皮膚や頭皮と絡まり、水で流しても流しきれないぐらい残留性が高いです。

このため、高刺激の成分がずっと肌と接触することとなるので、皮膚からしたらたまったものではありませんね。

このため最近ではこの活性剤を使うことは少なくなりましたが、シャンプーやその他の化学製品を選ぶときは、絶対避けなければならない成分です。

一方・・・ラウレス硫酸Naの毒性はどうなの?

素人の方が運営しているシャンプー解析サイトや、個人ブログなどを見てみると、まず最初に避けなければならない成分に『ラウリル硫酸Na』と『ラウレス硫酸Na』と書かれていることが多いです。

先ほどの説明でラウリル硫酸Naは危険ということがわかったと思いますが、あくまで毒性ではなく刺激性が高いという話でしたよね。

ラウレス硫酸にももちろん毒性はないので、ラウリル硫酸Naに比べてラウレス硫酸Naの刺激性がどうなのかを解説していきます。

このラウレス硫酸Naは、陰イオン(アニオン)界面活性剤の一つですが、構造的には非イオン性(ノニオン)の構造も持っていることから、高い発泡性と高い洗浄力を併せ持つ特徴があるので、シャンプーにはもってこいの成分なのです。

そんなラウレス硫酸Naの危険性ですが、ネットで噂されるほど悪い成分ではありません。

中には経皮毒という化学的にはありえない噂まで広がったことで、ラウレス硫酸Naが皮膚から侵入して体に残留するなどといった間違った情報まで流出してしまう始末ですが・・・どんでもないガセネタですね。

ラウレス硫酸Naは、『ポリオキシエチレン基』がくっついていることでラウリル硫酸Naに比べると分子量がかなり大きくなっていますので、ラウリル硫酸Naに比べて皮膚への残留性もだいぶ少なくなっています。

確かに高洗浄で高刺激な成分には変わりありませんが、ラウリル硫酸Naと比べると刺激も半分ぐらいに抑えられていますし、タンパク質を変性させる力もラウリル硫酸Naとは比べ物になりません。

これだけでも同列と考えるのは間違っていることがわかると思います。

確かに名前は似ていますが、特性としては全くの別物です!

私個人の意見としては、頭皮の脂が多い方やワックスなどの整髪料を使う人には、メイン洗浄成分としてでなければ、このラウレス硫酸Naが入ったシャンプーは適しているとさえ思っています。

(毎日の使用ではなくて補助シャンプーとして週に1回程度使用するなら)

私が勤めているメーカーではラウレス硫酸Naは使っていませんが、美容院シャンプーでもメーカーによっては入っているものもあるぐらいです。

ただし、市販品の安いシャンプーのようにメイン洗浄成分として入れるのではなく、アミノ酸系シャンプーのように低刺激で高価な界面活性剤の補助洗浄成分として含まれるシャンプーが良いです。

勘違いしてほしくないのは、あくまでもラウリル硫酸Naと比較した時にそれほど危険ではないということです!

中にはアミノ酸系シャンプーのように低刺激で一定の洗浄力のある優れた界面活性剤もありますので、使うならもちろんそちらの方が望ましいです!

今や、ネットが発達したことで便利になった反面、いろんな情報が溢れかえることで、どれが正しい情報かわからない状態にあります。

経皮毒などのネット上のデマや噂に騙されないように、このサイトが役に立てば幸いです。

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