花王オリエナバイタルサプライシャンプーの解析!評価は良いが成分は!?
大手メーカー『花王』から販売しているオリエナバイタルサプライシャンプーを徹底的に解析します。
私自身、このメーカーは好きで、日用品など愛用しているものもたくさんあるのですが、このシャンプーだけ見るとかなり酷いです。
本当にあの花王の開発者の商品なのか?
と思ってしまうほどのこのシャンプーの中身である成分をしっかり見ていきたいと思います。
オリエナバイタルサプライシャンプーの全成分
有効成分:ピロクトンオラミン
精製水、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム(1E.Ò.)液、ラウリン酸アミドプロピルベタイン液、エタノール、アルキルグリコシド、ラウリルヒドロキシスルホベタイン液、POE(16)ラウリルエーテル、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液、POEアルキル(12~14)エーテル、無水クエン酸、塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース、メントール、香料
※このシャンプーは化粧品ではなく医薬部外品なので、配合量の多い順に記載するというルールは適用されません。
オリエナバイタルサプライシャンプーのデータ評価
洗浄力:
有名洗浄成分であるラウレス硫酸Naが主成分となっているので、洗浄力はかなり高いです。
低刺激性:
これは基本的に洗浄力と反比例します。
高すぎる洗浄力は刺激となります。
しっとり感:
このシャンプーにしっとり感はなく、さっぱり洗い上げます。
ダメージ補修成分:
一切配合されておりません。
コスパ:
容量:200ml
価格:1541円
この内容でこの価格は高すぎます。
高くても500円ぐらいが妥当です。
総合評価:
この商品はとても敏感肌向けに作られた高価格帯のシャンプーと思えないほど安い原料で作られています。
実際花王から販売されている男性用サクセスシャンプーと中身はほとんど変わらないのに値段が全然違います。
このシャンプーを使用するメリットはないように思います。
シャンプーの要!洗浄成分
・ラウリン酸アミドプロピルベタイン液
・アルキルグリコシド
・ラウリルヒドロキシスルホベタイン液
このシャンプーは4種類の洗浄成分で構成されていますが、中身を見てみると本当にドラッグストアで販売している安いシャンプーと変わりありません。
まず、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム(1E.Ò.)液というのはあの有名なラウレス硫酸Naのことですので言うまでもなく、高洗浄力・高刺激性をもつ安い成分で、育毛シャンプーには本来入れるべきではない成分です。
確かに、どんなに良い洗浄成分を使用しようとも、シャンプーで髪の毛が生えることはありませんが、頭皮の洗浄に適した洗浄成分を使用することで、頭皮環境を整えることができるので、抜け毛の予防にはなります。
しかし、ラウレス硫酸Naを使用しては頭皮環境は整えることはできません。
安いシャンプーなら仕方ないですが、このシャンプーはそれなりに価格も高いのでラウレス硫酸Naを使用すべきではないと思います。
また、もう一つ気になる洗浄成分がアルキルグリコシドです。
これは、食器用洗剤としても使用されるぐらい油への洗浄力が強い洗浄成分です。
こんなもので頭皮を洗えば、頭皮に必要な脂まで奪い取ってしまいます。
毛穴につまった汚れを落として育毛剤の浸透を助けるとありますが、いくら育毛剤を使用しても頭皮環境を破壊するこのシャンプーを使用していてはいつまでたっても髪の毛は生えないと思われます。
有効成分ピロクトンオラミンとは?
この成分が入っていることでこのシャンプーは医薬部外品となっています。
この成分、育毛に効果があるものかと思っている方も多いと思いますが、実は育毛とは全く関係がなく、『フケ』に一定の効果があるかなり強力な殺菌剤です。
確かに、殺菌効果はかなりあるのでフケ症の方には良い成分かもしれませんが、強力すぎるがゆえ、頭皮の常在菌の生育に影響を与えてしまいますので基本的にはおすすめできません。
フケにお悩みの方も殺菌成分に頼るのではなく、まずは原因をはっきりさせるべきです。
まとめ
このシャンプーに配合されている成分を解説していきましたが、残念ながら良いポイントはありません。
当然カラーリングやパーマをしている方は使用しない方が良いですし、かといって敏感肌向けの製品でもありません。
強力な殺菌成分が配合されていることが唯一の特徴ですが、それも副作用の心配がありますし、人によってはそれが刺激になりえます。
総合的に見てもメリットはありません。
このシャンプーを愛用している方には申し訳ないのですが、このシャンプーの購入は控えた方が良いかもしれません。
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