エコロヴィスタシャンプーは髪や肌に優しいの?成分から徹底解析
このシャンプーのコンセプトイメージをご覧になると、なんとなくわかると思いますが、自然派の方を対象にした髪の毛やお肌に低刺激で優しいシャンプーを目指しています。
また、環境にも配慮されているということで購入を決める方もいるようですが、実際私たちの髪の毛やお肌にとって本当に良いシャンプーなのかを全成分からしっかり解析していきたいと思います。
エコロヴィスタシャンプーの全成分
水、ラウロイルメチルアラニンNa、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドプロピルべタイン、コカミドメチルMEA、グリセリン、シア脂、ダマスクバラ花エキス、オリーブ果実油、ラベンダー花エキス、アルガニアスピノサ核油、ヤシ油、シア脂グリセレス-8エステルズ、アーモンド油、ベルガモット果実エキス、カニナバラ果実エキス、セージ葉エキス、メリッサ花/葉/茎水、ベルガモット果実油、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカ葉エキス、ワサビノキ種子エキス、レモン果実エキス、ヒアルロン酸Na、加水分解ケラチン(羊毛)、加水分解ゴマタンパクPGプロピルメチルシランジオール、ポリクオタニウム-10、シスチン、クエン酸Na、クエン酸、アルギニン、ソルビン酸K、炭酸水素Na、EDTA-2Na、フェノキシエタノール、BG、レシチン、PPG-7、塩化Na、セルロースガム、白金、エタノール、メントール、安息香酸Na、香料
エコロシャンプーのデータ・評価
洗浄力:
オレフィン(C14-16)スルホン酸Naは安いシャンプーに配合される成分で、刺激も洗浄力も高いです。
低刺激性:
精油と植物エキスの配合量が多く、人によっては刺激になり頭皮トラブルが出る恐れがあります。
しっとり感:
洗浄成分の種類とノンシリコン処方により、しっとり感は得られにくいと思われます。
ダメージ補修成分:
一応配合されていますが、十分な量とは言えません。
コスパ:
容量:500ml
価格:1,404円(amazon)
総合評価:
評価をするのがとても難しいシャンプーです。
それほど低刺激ではないですし、ダメージ補修も期待できません。
シャンプーで最も大切な洗浄成分は?
②オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
③コカミドプロピルべタイン
④コカミドメチルMEA
4種類の洗浄成分で構成されています。
全成分表は配合量の多い順に書かれていますので、特に大事なのは①と②です。
①のラウロイルメチルアラニンNaですが、私が最もおすすめしている洗浄成分です!
この成分は低刺激性はかなり優秀です。
しかも、低刺激な上に洗浄力も十分にあるので使い勝手はかなり良いです。
美容院で売られているシャンプーの中でも高価格帯の製品に良く使用されている成分です。
ですが②のオレフィン(C14-16)スルホン酸Naはドラッグストアで買える安価なシャンプーの主成分になることが多い成分で、洗浄力も刺激性もかなり高いです。
ここがこのシャンプーの非常にもったいないところです。
メインにどれだけ低刺激の成分を配合してもオレフィン(C14-16)スルホン酸Naの高刺激でプラスマイナス0になってしまいます。
なので、洗浄成分に関しては非常にもったいないという印象です。
ハイダメージ毛には対応不可
この成分はとても高価なダメージ補修成分です。
しかし、問題はその配合量です。
全成分表を見てもらうとわかりますが、〇〇油とか〇〇エキスなどの後に書かれています。
〇〇油や〇〇エキスなどの成分は高価なので、少量しか配合できませんし、もしたくさん配合すれば頭皮に刺激が出ますので、各メーカーは非常に慎重に微量だけ配合します。
つまり、加水分解ケラチンはそんな微量のエキスや油よりも少ない配合量でしかないということです。
これでは、いくら効果のある成分とはいえ、傷んだ髪の毛を補修するレベルには達することはできません。
気休め程度の配合量と言わざるをえません。
ボタニカルやオーガニックって?
このシャンプーの公式販売ページを見てみると、ボタニカル成分やオーガニック成分ということを全面に出していますが、これらはあくまでも農薬などを使用しない植物から抽出した成分というだけです。
農薬などを使用しない植物は自ら外敵から守るために毒素を出すので、その毒素が人によっては頭皮のトラブルの原因にもなりますので、オーガニック、ボタニカルだから良いということは一切ありませんので、注意が必要です。
まとめ
ここまで若干否定的な記事になってしまいましたが、それほど悪いシャンプーではありません。
しかし、通販でトップクラスのシャンプーや美容院のトップクラスのシャンプーと比較すると明らかに品質は落ちてしまいます。
なので、敏感肌であるとかハイダメージを抱えた方にはお勧めできるシャンプーではありません。
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