enharb(エンハーブ)シャンプーを成分解析!髪や頭皮に優しいって本当?
加齢とともに髪や頭皮に悩みを抱えるようになる女性に向けて開発されたこのシャンプー。
健やかで美しい髪の毛を保つために生まれたこのシャンプーは本当に髪や頭皮に優しいのでしょうか?
シャンプーはいくつもの化学原料を使用して作られるものなので、その中身を知ることはとても重要です。
確かに人それぞれ体質はあるので口コミを参考に購入するのも一つの手なのですが、すべてを口コミに頼るのは非常に危険です。
それでは中身である全成分からこのシャンプーを評価していきたいと思います!
エンハーブシャンプーの全成分
水、グリセリン、コカミドプロピルべタイン、ラウロイルメチルアラニンNa、コカミドDEA、BG、ココイルグルタミン酸TEA、ショウガ根エキス、セージ葉エキス、ヨーロッパブナ芽エキス、ウンシュウミカン果皮エキス、カンゾウ根エキス、ホホバ種子油、ローズマリーエキス、加水分解ローヤルゼリーエキス、バニリルブチル、テトラステアリン酸PEG-150ペンタエリスリチル、べヘナミドプロピルジメチルアミン、ポリクオタニウム-10、ペンテト酸5Na、ラウロイルサルコシンイソプロピル、クエン酸、塩化Na、トコフェロール、安息香酸Na、エタノール、フェノキシエタノール、香料
エンハーブシャンプーの簡易評価
洗浄力:
頭皮に非常に優しい成分構成になっています。
ただし、それ故に洗浄力が少し弱い印象です。
低刺激性:
刺激が強い成分は配合されていません。
しっとり感:
ノンシリコン処方ですが、グリセリン効果でしっとりします。
ダメージ補修成分:
残念ながら無配合です。
コスパ:
容量:250ml
価格:2,000円
総合評価:
このシャンプーは、シャンプーの要である洗浄成分に高品質のものを使用しています。
しかし、低刺激にこだわりすぎて少し洗浄力が弱いイメージです。
また、ダメージ補修成分も配合されていないわりに少し価格が高いような気がします。
シャンプーの要!洗浄成分は?
・ラウロイルメチルアラニンNa
・コカミドDEA
・ココイルグルタミン酸TEA
このシャンプーは4種類の洗浄成分(界面活性剤)が配合されています。
まず、コカミドプロピルべタインは普通の一般的な大人用シャンプーでは補助成分として配合されるもので、ベビーソープの主成分に選ばれるような成分です。
つまり、刺激性はほとんどないのですが、その反面洗浄力が少し弱いです。
少量の頭皮の皮脂であれば取り除けますが、ワックスがついた髪の毛やヘアスプレーなどで固めた髪の毛を洗うとすると若干洗浄力不足が否めません。
そして、ラウロイルメチルアラニンNaとココイルグルタミン酸TEAがあの有名なアミノ酸系洗浄成分です。
今、現在において最も優れた洗浄成分がこのアミノ酸系洗浄成分です。
この二つの成分は低刺激性を極めながら適度な洗浄力も確保してくれる非常に優れたものです。
ですが、このシャンプーのベースはあくまでもコカミドプロピルべタインなのでアミノ酸系成分のメリットを十分に発揮できる処方ではありません。
コカミドDEAは、泡立ちを向上させる目的で配合されているもので、特に解析には関係ありません。
グリセリンが高配合量!
全成分表を見てください。
成分表を見ると、一番左上に『水』が書かれているのがわかると思います。
シャンプーは配合量の多い順番に書かれているので、このシャンプーは水が最も多く配合されていることになります。
ここまでは通常のシャンプーと変わりないのですが、水の次に書かれているのが洗浄成分ではなくて『グリセリン』であることがこのシャンプー最大の特徴です。
グリセリンは潤滑剤であり、シャンプーに配合される場合は、保湿力に関係してきます。
つまりこの成分が多く配合されるとその分、洗い上がりがしっとりするということになります。
なので、洗い上がりがしっとりしてほしい方には良いと思います。
ダメージ補修成分は無配合
このシャンプーは、洗浄力こそ少し弱い印象ですが、低刺激性という意味では言うことなしの優れたシャンプーです。
なので、髪の毛を化学処理していない敏感肌の方などにとても優れています。
しかし、ダメージ補修成分は全く配合されていないので、カラーリングやパーマをしている方には不向きな製品であるといえます。
確かにダメージ補修成分は非常に高価な成分なので、普通のシャンプーには配合されていませんが、この価格帯であれば多少でも配合してほしいところです。
数種類の植物エキスを配合するのであれば1種類のダメージ補修成分を配合してほしいというのが正直なところです。
まとめ
同じことの繰り返しになりますが、このシャンプーはとにかく刺激が低いです。
そのため、頭皮の皮脂が多い方などからすれば洗浄力不足を感じることもあるかもしれませんがとにかく敏感肌で刺激を抑えたいという方にはもってこいのシャンプーとなります。
また、グリセリンがかなり高配合なので、洗い上がりをしっとりさせたい方に向いているシャンプーになります。
ただし、ダメージ補修成分は配合されていませんので、カラーリングやパーマをしている方には向いていないように思います。
髪がパサついたりダメージを感じる方はカテゴリーの『おすすめアミノ酸シャンプー』に載っている記事を読んでいただければと思います。
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