炎症による頭皮のかゆみはかさぶたやフケの原因に!シャンプーで改善を!
最近、頭皮をはじめ肌トラブルに悩んでいる方がとても多いように思います。
今回はそんな肌トラブルの中でも多い、頭皮のトラブルについて原因と対策を紹介していきたいと思います。
目次
頭皮がかゆくなる原因
よくある間違ったヘアケアによると思われる3つの原因を紹介していきます。
頭皮が乾燥している
このように頭皮の乾燥と書くと、乾燥した気候である冬場に多いの?
と思いがちですが、頭皮の乾燥の一番の原因は気候ではありません。
基本的に頭皮が乾燥しやすくなる原因は、洗浄のしすぎが考えられます。
つまりシャンプーのしすぎによるもので、頭皮にある必要な皮脂まで根こそぎ洗い流してしまうことによる頭皮の乾燥です。
基本的に人は毎日シャンプーをすると思います。
しかも市販のシャンプーは大体が高洗浄力を持っている陰イオン界面活性剤の高級アルコール系の洗浄成分をベースとしているので、頭皮にはかなりのダメージがあります。
頭皮の皮脂は頭皮を守ってくれる働きを持っているので、毎日のシャンプーで必要以上に皮脂を洗い流してしまうことで、乾燥肌になってしまうのです。
この理由の他にも紫外線や暖房のつけすぎによって頭皮が乾燥してしまい、かゆくなるケースも見られます。
無理もないことですが、基本的に頭皮にかゆみが出たら『洗い足りないの?』と思ってしまうと思います。
なのでより多くシャンプーをしてしまうという悪循環にもなりかねない原因なので、注意が必要です。
頭皮が皮脂で汚れている
先程の頭皮の乾燥とは反対の理由で、頭皮の洗い方が足りない場合や皮膚炎などを患って皮脂が必要以上に分泌されることによって起こってしまうものです。
皮脂は足りなくなっても乾燥してかゆみを発生しますが、洗いが足らなくて皮脂で頭皮がベタベタの状態になっても当然雑菌などの繁殖によりかゆみが出ます。
頭皮に常在している菌の一種で癜風菌(でんぷうきん)という菌が存在するのですが、この菌は皮脂を食べて成長するのです。
このでんぷう菌が増えすぎると、フケ・かゆみの原因になることわかっているので、でんぷう菌となる皮脂を必要以上に増やさないことがかゆみを抑えるためには必要です。
頭皮を触ってみて、皮脂が多くてベタベタした感じがあれば、洗いが足らないのかなとすぐにわかると思うので、しっかり洗浄するようにしましょう。
しかし、高品質なシャンプーに変更し、どれだけ丁寧に洗浄しても変わらない場合は、皮膚が炎症している場合があるので、その場合は皮膚の専門の医者に見せたほうが良いと思います。
雑菌やカビの異常繁殖
この原因は、主にシャンプー後に髪の毛を乾かさずに寝る人に多いものです!
衣類でも部屋干しなど、乾燥が十分に行われないと嫌な匂いが発生するのは誰もが経験したことがあると思いますが、頭皮も同じです。
濡れたまま放置してしまうと、雑菌やカビの繁殖を抑えることができず最悪の場合、抜け毛につながることもあるので、髪の毛はすぐに乾かしましょう。
頭皮のかゆみからくる炎症やフケやかさぶたの原因!
頭皮のかゆみからは、フケや普段は見られない炎症によるかさぶたなど様々な二次的頭皮トラブルに発展する可能性があります。
冒頭で頭皮のかゆみは、シャンプーが原因である場合が多いという話をしましたが、フケやかさぶたの原因はシャンプーの他にもシャンプーの仕方が大きくかかわっていることが多いです。
シャンプー時は、爪をたてずに必ず指のお腹で洗うようにしてください。
また、女性の場合くしで髪の毛をとくと思いますが、強すぎるブラッシングも避けてほしいですし、回数も減らした方が良いです。
頭皮にかゆみやフケ、かさぶたが出た時のシャンプーの選び方
頭皮のかゆみが出たら、皆さんは皮膚科などの病院に行くと思います。そこで薬をもらえば大概は治ると思いますが、それでは根本の解決にはなりません。
もし、使っているシャンプーが原因だとしたら、それを見直さない限り何回病院に行ってもまた症状が出ての繰り返しになってしまいます。
病院を否定するつもりは全くありませんが、日常で使っている製品を見直すだけでめまぐるしく症状が改善することもしばしばあるのも事実です。
なので、頭皮にかゆみのある方、病院に行く前にこの記事を読んで正しいシャンプー選びから始めて欲しいと思います!
頭皮の乾燥によるかゆみの場合
この場合は、頭皮の洗浄のしすぎが原因である可能性が高いので、対策としては洗浄回数を減らすか、洗浄成分をマイルドのものに変えるかのどちらかだと思います。
しかし、洗浄回数変更の場合・・・例えばシャンプーを2日に1回とかに変更する場合、明らかに頭皮の皮脂のバランスが悪くなるので、オススメできません。
ここでは洗浄成分を弱いものに変えることをおすすめします。
市販のシャンプーの洗浄成分は先程も紹介したように陰イオン界面活性剤の高級アルコール系というものが多いです。
シャンプーの裏の成分表示を見てもらうとわかりますが、成分は多く配合されている順に並んでいますので、水の次にくる成分が何かでそのシャンプーの洗浄力が決まります。
水の次に書かれている成分が、ラウレス硫酸Naやラウリル硫酸アンモニウムなどの『ラウレス』とか『ラウリル』とかが書かれていればそのシャンプーはとても洗浄力が高いです。
(ラウリルやラウレスの他にもあるので注意してください)
もし使っているシャンプーにそれらの成分が含まれていたら、洗浄力がマイルドな陰イオン界面活性剤のアミノ酸系の洗浄成分の入ったシャンプーに変更するのがオススメです。
こちらは『ココイル』とか『ラウロイル』で書かれたもので、前は美容院でしか買えないようなものでしたが、今ではネットなどで簡単に購入できます。
頭皮に炎症や湿疹が出ている場合
この時もアミノ酸系シャンプーに変えることをおすすめします。
一般的なサイトではこのような場合は『薬用シャンプー』をおすすめしていますが、薬用シャンプーは使う際はかなりの注意が必要です。
薬用シャンプーについては今後詳しく解説していきたいと思いますが、一般的な薬用シャンプーには殺菌剤が配合されているので、もちろん効果はすぐに現れますが、一度使ってしまうと手放せなくなってしまうことがあるので本当に注意が必要です。
薬用シャンプーは殺菌剤が含まれることにより、副作用もありますし殺してはいけない菌まで殺してしまうので、簡単に使用してはいけないシャンプーです。
なので、薬用シャンプーに行く前に洗浄力がマイルドなアミノ酸シャンプーに変更した方が緩やかですが、効果が出ます。
頭皮に炎症が出ている場合選ぶ際にはアミノ酸シャンプーでも、より低刺激の成分を配合しているものを使用すると良いと思います。
例えばアミノ酸系界面活性剤ベースで両性界面活性剤を補助洗浄剤として配合しているようなシャンプーですね。
まずは低刺激のシャンプーを使って、優しくなでるように頭皮を洗うのを心がけてシャンプーしてみてください。
シャンプーを変えるだけで劇的に効果が表れることもあるので、是非試してみてください。
頭皮のかゆみにはすすぎとドライヤー
すすぎとドライヤーの仕方を変えてすべての方がかゆみが治るわけではありませんが、補足として説明していきたいと思います。
まず、すすぎはしっかりとすることです!
シャンプーが少しでも髪の毛についているとかゆみの原因になります。
日本人の大半の方はすすぎが不足しています。
男性などのショートの方で約2分。
ロングヘアの方で約3分ぐらいはすすぎが必要です。
この数字、たいして長くないと感じる方もいると思いますが、一度時間をはかってやってみてください。
その長さに驚くと思いますので、それを目安に是非しっかりすすぎをしてください。
また、ドライヤーですが、敏感肌の方などは熱によってかゆみを増してしまう方もおられます。
なので、ドライヤーのcoolで髪の毛を乾かしてみてください。
ただ、冬などの場合、それでは寒いと思いますので、最初は暖かい風で乾かして、ある程度乾かしたら冷たい風でひたすら乾かすように工夫しながらやってみてください。
注意点としては、必ず完璧に乾かしてください。
シャンプーを低刺激のものに変えて、この2点をしっかり守るだけで、だいぶ頭皮のかゆみを抑えることができます。
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